『重要なお知らせ』マキタ製充電式工具用電池パックの模倣品等について

磯山建材店ホームページをご覧いただき、有難うございます。

電動工具のマキタさんから、充電式工具用のバッテリーについての重要なお知らせがございましたので、掲載いたします。

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要約しますと、

  • 従来よりマキタ製充電式工具にはマキタ純正バッテリー使用をお願いしております
  • マキタ純正品に酷似した模倣品互換品、内部充電セルを交換した再生品が流通していることが判明
  • このような模倣品、互換品、再生品バッテリーは、工具本体の性能や安全性等も損なう恐れがあり、けが故障発熱発煙発火火災などの原因になります
  • 当社では模倣品・互換品の電池パック、リサイクル修理された電池パックのご使用に起因する事故・故障につきましては、一切の責任を負いかねますのでご了承お願い致します

とのことです。ネットオークションやネットショップで安価に販売されている模倣品等には、十分にお気を付けくださいますよう、当店からもお願いいたします。ちなみに、メーカー純正バッテリーであっても海外で流通している製品を逆輸入したものは非正規品と扱われ、修理受付を断られるケースが有るようですので、ご注意ください。

なお、ショッピングモール等で検索キーワード「マキタ純正バッテリー」の検索結果には模倣品等が多数表示されますので、掲載されている商品情報を良くご確認の上、選定されることをお勧めします。

純正品か偽物なのか、見分け方としては、パッケージやバッテリーに「Makita」ロゴが描かれているかどうかをご確認ください。修理再生品(純正バッテリーを分解し、バッテリーセルを交換したもの)や逆輸入品(日本国外で販売されている純正バッテリー)・セットばらし品(機器本体+純正バッテリー2個セットの製品から1個抜き出して出品されたもの)等は簡易包装であったり緩衝材でくるんであるだけだったりしますので、判別が難しいかもしれません。

老舗のオンラインショッピングモールやインターネット通販サイトでは、お客様からの質問を受け付けて回答を行っているところが有ります。ネットオークションやフリマアプリなどの個人間売買で調達される場合も含め、商品の素性について疑問が有れば、まずは問い合わせてみることをお勧めします。

この記事を書きました私の少ない知識とGoogle検索によって得られた知識をまとめてみますと、

  • 電池パック内部のリチウムイオンバッテリーセルを製造できるメーカーが多数ある
  • リチウムイオンバッテリーの内部は引火性のある可燃物があり、故障・破損すれば発煙・発火する可能性がある。(充電器置き場には消火器を置いておくと安心です)
  • 同じ形状でも充電・放電の能力や容量の違う部品がある(例えば製造元がパナソニックさん円筒形バッテリーだけでも5種類くらいあって、性能や特性に差が有ります。)
  • 急速充電に耐えられない充電特性のバッテリーセルを用いた模倣品等を急速充電器で充電すると、発熱・発煙・発火・火災に至る危険性がある
  • 放電性能が電動工具向きではないバッテリーセルを用いた模倣品等を電動工具に装着し使用した場合も同様で、電動工具本来の性能が発揮できないだけでなく、電動工具側が故障せずに済むかどうか保証できない
  • 模倣品等を分解して、バッテリーセルや制御回路、その基板上の部品、内部配線や電気接点の具合に至るまで、純正バッテリーと比較して遜色ない品物かどうか確認できればよいが、普通の人には調べようがない
  • 上記のアレコレを踏まえたうえで、高速充電では無い充電器を使う、消費電力の低いワークライトや現場ラジオなど運用すれば良い、というわけでは無いらしく、内部セルを個別に監視していない可能性が高い互換バッテリーでは、内部セル個々の劣化具合の不均衡が大きくなった時には過充電・過放電による故障や事故が起きる確率が高い
  • 修理再生品であっても内部セルの性能や特性の問題がある上に「制御回路の模倣品」が電子基板のみで流通しており、バッテリー外装にMakitaロゴが描かれていても中身は模倣品というパターンも有り得る
  • なんと充電器にも互換品が存在している。その品質や安全性、万が一の際の保証体制などが心配
  • リチウムイオンバッテリーが異常に発熱しだしたり、膨らむなどの変形に気付いたら、直ちに作業を中断して電動工具等からバッテリーを取り外し、周囲にある可燃物を遠ざける
  • 発煙・発火に至った場合は消火器を噴射するとともに大量の水を掛けて冷やすと良い

という風になります。(内容に間違いが無いとは言い切れませんので、間違いを見つけ次第、訂正させていただきます)

・・・最近は非常用の電源としてリチウムイオン電池を多量に搭載しているポータブル電源が販売されていますが、性能や容量ばかりに気を取られて安全性を考えずに購入すると、あとが怖いですね。。少なくとも有名メーカー品から選ぶべきかなぁ、と感じました。また、電動工具のバッテリーやポータブル電源だけでなく、充電式の家電製品各種、携帯電話・スマートフォン、モバイルバッテリーなど、リチウムイオンバッテリーを用いた製品が多種多様にございますので、安易に非純正バッテリーや非純正充電器を使うことは事故につながる可能性が高まる、といえます。

海外向け純正バッテリーの逆輸入品についても、その国の気候とか電源の事情など色々な事で、日本国内で販売している同一型番の品物とは微妙に仕様を変えている、というメーカーさんも有ったりしてますので、逆輸入品についても用心したほうが良いと思います。

以上、長々と書かせていただきましたが、大切な仕事道具を長~くご愛用頂きたいと思いまして書いております。